講演活動

平成24年度越後白雪茸研究会

平成24年9月7日、新潟市中央区のNSG 学生総合プラザSTEPにて、越後白雪茸研究会が開催されました。
学術討論ではマイコロジーテクノ株式会社・研究所長 渡辺哲男氏、新潟薬科大学教授 小西徹也先生による研究報告と、大阪大学大学院医学系研究科教授 伊藤壽記先生に招待講演を行っていただきました。

渡辺哲男氏

研究報告「越後白雪茸研究経過報告」

マイコロジーテクノ株式会社 研究所 所長 渡辺哲男氏

新潟薬科大学との共同研究として2008年に発表されました「越後白雪茸(Basidiomycetes-X)の抗酸化活性に関する研究の後、新潟薬科大学及び山形大学と共同で行った、抗酸化活性成分の同定のための研究についてご報告いただきました。

小西徹也氏

研究報告「越後白雪茸の抗メタボリック作用について」

新潟薬科大学 教授 小西徹也氏

メタボリック症候群の終末疾患として代表的な糖尿病が世界的に急増を見ている為に、その予防や改善などの対策が社会的に急務となっていることを背景に、越後白雪茸の抗メタボリック症候群作用についての研究内容をご報告いただきました。

伊藤壽記氏

招待講演「食の持つ機能性、特に免疫学観点から」

大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座 教授 伊藤壽記氏

「食には、以前より、栄養面での一次機能と嗜好面・味覚面での二次機能があることは周知のことであったが、昨今では生体機能の調整や免疫賦活などの生体防御といった三次機能があることが知られるようになった。昔から、医食同源という言葉があり、食の重要性が叫ばれており、長寿国である我が国は、その原因が日本食であろうことから日本食ブームが起こった。また、近年になり、三次機能に特化した機能性食品やサプリメントなどが開発されている。
我々の消化管は1本の管で、食事とともに入ってくる無数の抗原に対し、有害なものはIgAなどの免疫機能により排除されるが、生体にとって有害なものは排除することなく、積極的に取り入れる、免疫寛容という特殊なメカニズムを有している。」

本講演では、免疫系を賦活化させる食に関連するものとして、キノコ、プロ・プレビオティクス、免疫栄養などの話題についてご紹介いただきました。

新潟薬科大学・高木正道学長

新潟薬科大学・高木正道学長も出席。真剣な表情で話に聞き入り、質問も積極的に行っていました。

『財界にいがた』(2012年10月号)に本会の模様が掲載されました。

財界にいがた2012年10月号

研究報告「越後白雪茸研究経過報告」

マイコロジーテクノ株式会社 研究所 所長 渡辺哲男氏

研究報告「越後白雪茸の抗メタボリック作用について」

新潟薬科大学 教授 小西徹也氏

招待講演「食の持つ機能性、特に免疫学観点から」

大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座 教授 伊藤壽記氏

講演活動 | 2012年12月11日09時29分 | この記事のリンク

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